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Mar 03, 2022 \ Machine Intelligence

GRAPHCOREが超高知能AIスーパーコンピュータに向けたロードマップを発表

筆者

Nigel Toon and Simon Knowles

1つの細胞から始まり、約40億年の進化を経て形作られた人間の脳は、おそらく自然界の最高傑作と言えるでしょう。私たちの脳は、1つの生体神経ネットワークシステムに約1000億個の神経細胞と100兆個以上のパラメータを持つ、信じられないほど複雑な計算装置であり、シリコンコンピュータではまだ歯が立たないレベルの計算を行います。
 
本日Graphcoreは、人間の脳の能力を超える超高知能AIコンピュータを開発していることを明らかにしました。
 
コンピュータ科学のパイオニアであるジャック・グッド氏*は、1965年に発表した論文『Speculations Concerning the First Ultra-Intelligent Machine(最初の超高知能機械に関する推測)』[参考文献1]で、人間の脳の能力を超えるマシンについて初めて記述しました。
 
Graphcoreは2024年までに世界初の超高知能AIコンピュータを世に送り出す予定で、これをジャック・グッド氏にちなんで「Good™ 」コンピュータと名付けました。
 
Bow IPU製品の発表に続き、当社は次のような機能を実現すべく、このGood™マシンを動かす次世代のIPU技術の開発をすでに進めています。
 
  • 10エクサフロップスを超えるAI浮動小数点演算
  • 最大4ペタバイトのメモリと10ペタバイト/秒を超える帯域幅
  • 500兆個のパラメータを持つAIモデルサイズへの対応
  • 3D Wafer on Waferのロジックスタック
  • Poplar® SDKによる完全対応
  • 期待原価:~1億2000万ドル(構成による)
 
Good™ コンピュータに関する最新情報は今後、数四半期にわたってお知らせする予定です。またGraphcoreは、この超高知能マシンが可能にするAIの次のブレークスルーの開発に協力していただける企業やAIイノベーターとの積極的な協働を望んでいます。
*ジャック・グッド氏(1916年12月9日生まれ)は、世界初の電子計算機「Colossus」の開発など、1940年代に英国ブレッチリー・パークで重要な暗号解読作業を行った真のパイオニアです。
 
マンチェスター大学のマックス・ニューマン氏と共同で、世界初のプログラム内蔵式コンピュータ「Manchester-1」の構築に貢献しました。その後、現在ではあらゆる有線・無線通信システムの中心にある高速フーリエ変換(FFT)の概念を1958年に開発しました。
 
1960年代、オックスフォード大学のトリニティ・カレッジに在籍していたグッド氏は、複雑なニューラルネットワークが知能マシンを作る方法であるという理論を発表。まさにその技術は、私たちが今日利用し始めているものです。またグッド氏は、高度な並列スパース接続による超並列マシンの必要性を予言しました。
 
ジャック・グッド氏が知能マシンの学習に最適な方法として強化学習について言及していたことは、まるで予言のような話ですが、彼はさらに、アウトプットからのフィードバックによって知能構造を小さく変化させるという概念についても述べています。これは今日、私たちがディープニューラルネットワークの誤差逆伝播学習法で行っていることと実質的に同じです。
 
映画監督のスタンリー・キューブリック氏は、1968年の映画『2001年宇宙の旅』でジャック・グッド氏をアドバイザーとして起用しました。この映画の中心的なキャラクターであるHAL9000コンピュータの記述に貢献したのは、知能マシンに関する見識を持つジャック・グッド氏でした。
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